祖父が教えてくれたこと
先週、母方の祖父が亡くなった
それはとても突然のことだった
幼い頃から高校生くらいまで
夏のお盆と冬の年越しは
祖父のところで過ごすのが通例で
祖父にとって私は
初孫だったこともあり
とても可愛がってくれ
大人になってからもずっと
色々と気にかけてくれていた
これまで私は
近しい人が亡くなるという
経験をしたことが無く
母から連絡があった時
直ぐには祖父が亡くなったという
事実を信じられなかった
尊敬する大好きな祖父が亡くなった
その現実が徐々に理解出来てくると
涙が溢れて止まらなかった
幼い頃に夏休みの宿題を
手伝ってもらったことや
玄関先で花火をしたこと
畑で茄子や胡瓜を採ったり
カエルを捕まえたりしたこと
川でザリガニ釣りをしたこと
庭で餅つきをしたこと
そして今年の初めに会った時
二人だけの約束をしたこと
様々なことが
走馬灯のように駆け巡った
もっと沢山のことを話したかったのに
まだ報告できずにいたこともあったのに
でももう全て叶わない願いとなってしまった
実家に帰ればいつでも会える
そう思っていたことが本当に悔やまれた
けれど悔やんでいても
祖父との時間は取り戻せない
今の私に出来ることは
同じような後悔を
二度としないようにすること
大切な人達との時間を大事にし
常に感謝の気持ちを忘れず
思いを伝える
最後に祖父は
とても大切な事を教えてくれた