2020/04/30

「母指球」と「一ミリの世界」②



「ハイヒールの哲学」において
「母指球」同様に重要なのは
「一ミリの世界」である


ハイヒールのレッスンでは
数ミリ単位で修正の指導が入り
その徹底さは、実際にレッスンを
受けた人にしか分からない
究極の世界である


レッスンを受ける前は
たった一ミリで何が違うのか
正直そう思っていた


しかし「ハイヒールの哲学」を学び
レッスンを受けてハイヒールを履くと
一ミリの違いの大きさを思い知るのである


一ミリの身体の動かし方やポジションの違いが
全身への歪みへとつながり
そして美しいか否かの大きな違いとなる


踏み出す前の膝の向きと足の甲の角度
爪先から地面に着地する際の位置
上半身や頭のポジション


身体は一つのユニットで繋がっている為
一箇所が狂えば全てに狂いが出てしまい
何処かにほんの僅かでも狂いがあると
美しさは半減してしまう


一ミリの違いを狙い美しさを追求する
正に「ハイヒールの哲学」の神髄


それにどこまで真摯に向き合えるか
自分との闘いである